[更新日] 2022年8月12日

転職を成功させる工場求人の探し方!3つのタイプから効率的に探そう

工場の求人といえば未経験OK、募集年齢も40代以上で活躍できるというのが特徴です。

いまひとつキャリアに自信が持てない人、接客業のように人と関わらない仕事を探している人にも工場はおすすめです。

そのような工場の仕事、コロナの影響で状況が変わり始めているのはご存知ですか?

日本の自動車産業を支える期間工の求人が、2020年2月に新規募集をストップしニュースになりました。

(その後2020年6月から一部募集再開、現状は多くの企業で再開しています。期間工速報としてまとめています)

ほかにも製造メーカーの工場閉鎖、経済の停滞による景気悪化も懸念されはじめ、大手メーカー系の工場といえど採用枠は確実に減っています。

コロナ以前は景気が良かったこともあり、工場なら求人がすぐにみつかる!と思っていると、現状の求人状況を目の当たりにした途端にヤバイ!っと焦ってしまうかもしれません。

念のため補足しておきますと、工場求人がまったくないわけではく、採用される条件が厳しくなったり、競争率が高くなったり。これまでのようになんとなく工場の仕事を探していても、いい求人がみつからないといった状況になっています。

希望に沿った仕事を得るためには、まずは条件に近い求人情報を知らなくてはなりません。それも効率的に。

そのようなコロナ時代でも使える「工場求人の探しかた・選びかた」のポイントを工場経験豊富な筆者が紹介します。

工場の転職サイトを知りたい!おすすめの活用方法を教えて!という方は以下の記事がお役に立てると思います。ぜひ参考にしてみてください。

プロが伝授!工場求人の探し方とおすすめの工場転職サイト14選

執筆者のプロフィール

山本大地
ライン工歴3年、工場勤務経験は6年。地方の工場勤務からその後WEB業界へ。派遣社員時代にさまざまな業種の工場へ出向し工場の現場を経験。

工場求人はどうやって探す?

一番重要なのは工場の求人情報をどこから探す?ということですが、3つのタイプに分けて探すのがおすすめです。

求人の種類と特徴
求人媒体 特徴
ハローワーク 工場の正社員情報が豊富。求人数は一番多い
求人情報サイト 倉庫や軽作業などの単発バイトなどが探せる
工場派遣会社 給料が高め。派遣経由だけのメーカー系求人がある

それぞれ特徴が違うため、どういった求人情報を探しているのかで決めましょう。

ハローワーク

ハローワークの特徴はなんといっても求人の多さです。工場や製造業の求人だけでも全国で10万件ほどあります。

派遣とは違い、工場が直接募集をしていることが大半ですので、どこで働くの?という部分が明確です。

雇用形態としては正社員やパート募集が中心となりますので、一般的に長期で働く工場求人を探したい方におすすめです。

求人情報サイト

複数の会社の求人情報を掲載しているのが、求人情報サイトです。

通常ならA社の求人はA社のサイト、B社の求人はB社のサイトのように特定のサイトで確認する必要がありましたが、求人情報サイトならA社、B社、C社…など、さまざまな会社の求人を、1つのサイトで探せます。

求人情報サイトを利用することで、複数企業の求人を横断的に探せるため、求人探しが効率的になります。

求人情報サイトは、

  1. 工場専門サイト
  2. 一般求人サイト

と、2種類ありますが、まずは工場専門の求人情報サイトから探すほうがおすすめです。

工場専門のサイト

工場ならではの特徴や寮付き求人など、特殊な条件でも探せるようになっています。

工場系の求人サイトとしては、以下の2サイトが大手です。

一般求人情報サイト

幅広く求人を探せる総合求人情報サイトにも、製造業の求人は掲載されています。

工場専門サイトとの違いとしては、ピッキングや倉庫内作業などの単発系求人の募集がみつかります。

どちらかというと、正社員を探すというよりは、学生向けの軽作業系バイトが多くなっているため、単純作業のバイトを探している人におすすめです。

意外かもしれませんが、工場専門の求人情報サイトには軽作業系のバイトは多くありません。

また求人情報の数なら、以下の2サイトもチェックしてみるといいかもしれません。

求人数が多い一方、探している条件の求人が見つかりにくいという面もあります。

求人情報サイトを利用するなら、まずは工場専門の求人サイトで探してみてから、一般求人情報サイトに範囲を広げて探すのが効率的な探し方です。

工場専門の派遣会社

工場派遣の仕事は給料が高いのが特徴です。

工場や製造業を専門とした派遣会社なら、企業に直接採用されるよりも2~3割給料が高くなる傾向にあります。

派遣会社には、募集側の企業の都合によって「求人サイトに公開されていない非公開案件」も紹介してもらえるので、私の個人的な体験もありますが、工場の仕事探しは派遣会社に登録しておくのがマストだと認識しています。

工場専門の派遣会社ならこちらはチェックしておきましょう。

そんな人材派遣業にもコロナの影響がではじめています。

2020年の7月現在、派遣会社に直接コンタクトをとって確認したのですが、派遣会社でも取り扱う求人数が減っているようです。

そして優良案件には人が殺到する傾向がより鮮明になっています。

一方で「クセのある人がいる職場なら募集していますよ」とのことですので、不人気求人はいつの時代もあるのだなと感じました。

こういった職場のマイナス面も事前に把握できるのが派遣会社のメリットですが……。状況は厳しいですね。

ほかの派遣会社のレスポンスも以前とは違い、積極的な求人紹介は少なくなっています。

複数社に登録して、いったん網を広げておくのが今なお正攻法だと感じます。

工場求人の探しかたまとめ

工場求人の探し方としては、以下のように探してみましょう。

  • 正社員やパートを探す → ハローワーク
  • 幅広い求人の中から探す → 求人情報サイト
  • 条件のよい求人を探す → 派遣会社

求人情報サイトは掲載されている情報が違うため、2、3サイトを利用したほうがいいですし、派遣会社も複数社を登録しておくのがポイントです。